メンズ美容界隈でもレチノールというスキンケアアイテムについて目にしたり、耳にしたりする機会が増えているのではないでしょうか?
ヒアルロン酸やビタミンCなどの成分はご存じの男性も多いかと思いますが、今は空前のレチノールやビタミンAでのスキンケアブームです。
女性よりも皮脂量が多く、紫外線で肌ダメージを蓄積してきてしまった男性にこそ、ぜひ使ってみてほしい成分です。ニキビ跡の色素沈着、シミやシワが目立つと年齢よりもかなり老けて見えてしまいます。
レチノールは、
- 肌のターンオーバー促進
- コラーゲンの生成
- ニキビ・ニキビ跡の改善
- ごわつきを改善
- シミの改善
- シワの改善
と良いことだらけなので、”今すぐ取り柄れるべきスキンケア”として注目を集めているんです。
ただこれだけの効果が期待できる成分なので使い方を間違えると、炎症を起こしたり意図せず皮むけしたりなどのトラブルが起こる可能性もあります。
この記事では、男性のニキビ跡・シミ・シワ改善におすすめの高機能スキンケアのレチノールについて解説していきます。
※当サイトでは2022年3月時点の情報を掲載しています。最新の情報をお届けするよう更新をしていますが、メーカー側による価格の変動や販売終了など、記載している情報と異なる場合もありますので最新情報の詳細は各メーカーの公式サイト等でご確認ください。
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シミ・シワ改善して艶肌に!大注目のレチノールとは
「美容関連の仕事をしている人で使用していない人はいない」と言われているほど、美容のプロからの信頼が厚いレチノールという成分。
いったいどんな成分なのでしょうか。
レチノールとは
レチノールとはビタミンAの一種
目や皮膚の粘膜を健康に保ったり、抵抗力を強めたりする働きがあります。
ビタミンAは肌に大きく作用しているビタミンとして知られており、ニキビの外用薬などにも配合されていました。
表皮の細胞を増殖させてターンオーバーを促進して古くなった角質を排出したり、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促してくれます。
肌表面にも、肌の内側へも良い影響を与えてくれる成分なのです。
ビタミンCを摂れば良いと思ってた・・・!
“光老化”した肌を補修してくれる
皮膚の老化のうち、約20%は自然老化、約80%は光老化と言われています。
光老化とは繰り返し浴びる紫外線によって真皮を生成する仕組みが壊されていき、肌の弾力がなくなり、シミは大きくシワは深くなってしまうなど、太陽光線の影響によって起こる老化現象のことです。
女性が1年中日焼け止めを塗るのはこの光老化を防ぐためです。男性では夏でも日焼け止めを塗るという人も多くありません。ですから年齢を重ねたときに濃いシミがたくさん出てくるのは男性の方が多かったりするわけです。
男性は濃く目立つシミができやすい
男性はヒゲ剃りで肌バリアが弱くなり乾燥しやすいのに、スキンケアやUVケアをしないというケースが多いです。加えて皮脂量は多いので若いうちはニキビもできやすく、それが炎症してニキビ跡やシミとして残ってしまう男性もいます。
下記は、顔のイボ・膨らんでいるシミ(脂漏性角化症)が多く悩んでいた男性がレーザー治療などで綺麗になっている症例です。やはりシミがない方が若く肌が綺麗に見えますね。半年間の治療でかかった費用はおよそ30万円です。
症例写真 出典・引用:肌と歯のクリニック 東京ベイ幕張
「60代以降とかになってからじゃないの?」
「年齢が上がれば仕方がないことだと思う」
と考える方もいるかもしれません。しかし、コロナ禍でマスクを着用して肌が擦られている状態が続いている私たちの肌は、シミができやすい環境下にいます。
そのため20代、30代の男性でもシミが気になっている人、ケアをしたいと考えている人は多いようです。
下記は、40歳男性の頬にあるシミ・そばかす治療の症例です。治療前でもそこまで目立つシミの状態ではなかったにもかかわらず、治療後にはそれが薄く小さくなったことで、顔全体が明るくなり垢抜け顔になり若々しさになっていると感じるのではないでしょうか。
症例写真 出典・引用:ゴリラクリニック
男性のシミは”ない”に越したことはない・・・!肌が明るく、若く見える!
ただ、シミが濃くなったり、量が多くなってしまってからだと、いざ治療を受けてみようとしたときにそれなりの費用とダウンタイムが必要となります。
ですから、今からでも毎日のスキンケアにUV対策とレチノールを導入することがとても大切なのです。
ビタミンA(レチノール)は紫外線などで肌がダメージを受けると細胞の再生を促して補修してくれる働きがあります。外に出れば基本的に紫外線を浴びてしまう顔というのは、毎日ビタミンAを補給するべきだということになります。
美容クリニックへ行くのは抵抗がある、予算はないという男性は、とりあえず夜シャワー後にレチノールを塗る習慣をつけてみましょう。そしてできるだけ外出前には日焼け止めを塗りましょう。
男は黙って、レチノール…
ビタミンAが多く含まれる食品
ちなみにビタミンAは身体の中から補給することももちろんできます。
- レバー
- 卵黄
- ニンジン
- ほうれん草
- うなぎ
などが挙げられます。
サプリメントで取るのも良いでしょう。ビタミンAのみというのはあまりありませんが、マルチビタミン系のサプリを摂ればビタミンAも摂取できます。
身体の内側からビタミンAを摂ることで肌へのレチノール補給はもちろん、目の角膜や網膜を健康にしてくれます。
ビタミンAのサプリ | 容量 | 価格 |
Nutricost ビタミンA 10000 | 1日/1粒 500粒入り | 約3,280円 (送料無料)amazon |
ネーチャーメイド スーパーマルチビタミン&ミネラル | 1日/1粒 120粒入り×2セット ※約8カ月分 | 約3,250円 (送料無料)楽天 |
※価格は変動している可能性があります。現時点での価格は販売サイトでご確認ください。
レチノールとトレチノイン(レチノイン酸)の違い
レチノールについて調べているとトレチノインやレチノイン酸という成分を目にすることがあるかもしれません。
トレチノインもレチノールと同じくビタミンAの一種で、レチノイン酸とも呼ばれます。当サイトではトレチノイン(レチノイン酸)と表記します。
SNSや口コミサイトで使われている”レチノール”という言葉や、ドラッグストアなどで購入できる”レチノール”配合の商品が指しているのは広い意味で、
- パルミチン酸レチノール
- プロピオン酸レチノール
- 酢酸レチノール
- レチノール
のことだと思って良いでしょう。
最も刺激が強く、肌へ大きな影響を与えるのがトレチノイン(レチノイン酸)です。トレチノイン(レチノイン酸)の生理活性レベルは、レチノールの50〜100倍という高さです。
トレチノイン(レチノイン酸)は、誰でも血液中にごく微量存在するものなのでアレルギー反応を起こすことは通常ありませんが、有効成分のその他の添加物によるアレルギーはありえます。
そのため、トレチノイン(レチノイン酸)は医薬部外品への配合は認められていません。皮膚科や美容クリニックなどの医療機関でのみ処方してもらうことができます。
レチノールはドラッグストアで購入できるスキンケアにも含まれていますが、トレチノイン(レチノイン酸)は医療機関で処方される医薬品である、ということになります。
レチノール | トレチノイン(レチノイン酸) | |
分類 | 医薬部外品/化粧品 ※ドラッグストアで購入できる | 医薬品 ※医療機関で診察を受けて処方してもらう |
生理活性 レベル | 1 | 50~100 |
肌への 効果 | 小さい | 大きい |
副作用 | 小さい | 大きい |
レチノールは何歳から使用したら良いの?
結論から言うと、今からです。
レチノールは肌の老化の予防とすでに光老化してしまった肌の補修もしてくれるだけでなく、ニキビ予防にも良い働きをするため、美容皮膚科医は10代でも使用を推奨しています。
※レチノイド・・・ここではパルミチン酸レチノールやレチノール、トレチノイン(レチノイン酸)の総称として使用されていると考えられます。
10代という若さがある肌では”目に見えるような効果”がわかりにくいですが、紫外線を浴びやすいでしょうし皮脂分泌の抑制でニキビを予防する働きに貢献してくれます。
ニキビを予防しつつ、ニキビ跡がシミのように色素沈着しているケースでもターンオーバーを促し、古い角質として剥がれ落ちやすくしていくので10代~20代の男性でも積極的に取り入れるべきでしょう。
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